トークセッション

Talk Session

「経済学xテック企業」の可能性について考える 〜因果推論やインセンティブ設計は企業のAIを救えるのか?〜
近年、機械学習(ML)やAIの学会・コミュニティにおいても経済学や社会科学の話題を聞く事が増えてきました。
これはAI for Social Goodのような、社会のためにML/AIを使おうという流れだけでなく、ML/AIの応用で欠けがちな、因果関係やインセンティブへの配慮をどう取り入れるか?という流れも存在します。
このセッションでは、これらの話題についてパネルディスカッションを行い、企業での応用の必要性や可能性について議論します。


日時・場所
日時:7月13日11:35-12:05
場所:ファカルティルーム
登壇者
安井 翔太(株式会社サイバーエージェント AI Lab)
2013年Norwegian School of Economics MSc in Economics 修了後、サイバーエージェント入社。 入社後は広告代理店にて広告効果検証等を行い、2015年にアドテクスタジオへ異動、以降はDMP・DSP・SSPと各種のアドテク商品においてデータを元にした意思決定のコンサルティング等を担当。 現在はAI LabのADEconグループのリーダを担当。
成田 悠輔(イェール大学助教授、Jinch株式会社共同代表、一橋大学特任准教授、スタンフォード大学客員助教授)
データ・アルゴリズム・数学を組みあわせて世の中の市場や制度をゼロから設計する「社会制度設計」と、世の中から出てきたデータを使って世界を織りなす因果関係を見つけ出す「因果機械学習」を研究。応用先は教育から広告まで。Ph.D.(マサチューセッツ工科大学)。共訳著に『ゲーム理論による社会科学の統合』『学校選択制のデザイン』(ともにNTT 出版)など。
清水 伸幸(Yahoo! JAPAN研究所 上席研究員)
ニューヨーク州立大学にて自然言語処理の研究で博士号取得後、2007年から東京大学情報基盤センターにて特任助教・特任講師。2011年よりヤフー勤務。クラウドソーシングと計算社会科学、データマイニング、自然言語/画像処理、因果推論といった人工知能分野の研究開発に従事しつつ、共同研究を通じた産学連携を推進。博士 (情報工学)。